Happy New Year 2016

あけましておめでとうございます!

昨年は「もじのひと」のインタビューや

タイポグラフィセミナー「ブックデザインと書体」など、

本当に多くの学びと刺激をいただいた年になりました。

また、新たにスタートした「文字だけの装丁」をテーマにしたコラムの連載も、

今年はその他の活動も色々とがんばります!

2016年がみなさまにとって素敵な一年になりますように。

おいしい文字をたくさん食べられますように。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

正木香子



夏の夕方。


お気に入りの名刺が届きました

4月!
春らんまんですね。

最近、新しい文字食名刺を作りました。
 


増刷だけど、ちょこっとマイナーチェンジ。

お願いしているのは、

四国・高知にある竹村活版室です。

もともとサイトの雰囲気が好きで、
私がファンでよく見ていて、
「文字の食卓」のサイトを作ったとき真似したというのは秘密(笑)
 

書体にうるさそうと思われそうですが、

この名刺に関しては竹村さんに全部おまかせ。

お互いの年齢が同じだったり、

本の思い出も似ていたり、

不思議な偶然がいくつもあって、

うれしい御縁が続いています。

お子さんを出産されたこともあって

活版室のお仕事はしばらくお休みされていたのですが、

この春から再開予定とのこと!やった!

これからまたどんなものづくりをされるのか楽しみです。



見て!

こんな可愛い箱に入って届くのでした!
 


御礼

3月8日、代官山蔦屋書店で行われた

トークイベントにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

久々の快晴になった土曜日の夜にもかかわらず、

たくさんの方に来ていただいて、すごく嬉しかったです。

まさかこんなおしゃれな代官山で、
文字食トークをさせていただけるとは!

今回は「おいしい文字がある暮らし」というテーマで、

私の読書体験からさまざまな書体の使用事例をとりあげ

文字の印象がどのようにして生まれていくのか、
「記憶を読む」ことについてお話をさせていただきました。
あっという間の時間でしたが、みなさん楽しんでいただけたでしょうか。

私ひとりだけではただの妄想に終わってしまうところでしたが、

鳥海さんと紺野さんによるクールな解説のおかげで、

書体の奥深さが伝わるお話になったと思います。



そしてその夜は、もうひとつ特別な出来事がありました!

イベント終了後、

星海社広報の落合さんがサプライズで

同じ三月生まれの鳥海さんと私の誕生日のお祝いをしてくださったのです!
 

まさか(この年になって)そんなことしてもらえると思わなかったので
ただただビックリ。

尊敬する、大切な方々と一緒に過ごせて幸せでした。
ありがとうございました。


【書体初め】本日のおしながき解答

うれしくてここでも宣伝してしまいますが、
「亮月製作所」のサイトにて、
ジュンク堂池袋店にて行われた

『本を読む人のための書体入門』発売記念イベントと、

先日の大阪文字塾のレポートを掲載してくださいました!

「文字の食卓」の第一回から
ずっと見てくださっている亮月さんの
お人柄が伝わる温かい記事。

ありがとうございます!

どちらのイベントも、本当に貴重な経験になりました。
おこしくださったみなさま、ありがとうございました。

今回、東西対決?で行った「書体初め」。

フォントの名前がわからない状態で
気持ちに合う書体を選んだり、
どっちの書体がふさわしいだろう?と比べたりするときには、
たぶん誰でも記憶の「類語辞典」をつかってるんだと思うのです。

その記憶はきっと視覚だけじゃなくて、
無意識のうちに、触覚や聴覚や、五感全部を総動員して、
私たちは文字を見ているのではないでしょうか。
そんなことを、ちょっとでも感じていただけたらうれしいです。
 

そしてお待たせいたしました!

先月のイベントでご要望の多かった、

「書体初め」本日のおしながき解答

(フォント名を入れたバージョン)をアップいたします。

紺野さんがわざわざつくってくれました!拍手!

こちらからこっそりごらんください。

いちばん大切な「味」は見失わないように…(^_^)


台湾に行ってきました

明けましておめでとうございます。
昨年末には無事に二冊目の本『本を読む人のための書体入門』を
出版することができました。

『文字の食卓』と『本を読む人のための書体入門』を
ひとりでも多くの方に手にとっていただけるように今年もがんばりますので
どうぞよろしくお願いいたします。



年明けにちょこっと台湾に行ってきました。

最近まわりに台湾好きが多かったり、
おいしい台湾料理屋さんを教えていただく機会があったりして、
うらやましい!
私も本場に行きたい!!
とずっと思っていたのです。



かき氷も杏仁豆腐もおいしかったぁ(食べてばっかり)



台湾の猫



 


花火の文字

8月17日、大阪DTP勉強部屋の夏休みイベントに参加してまいりました。

本当に盛りだくさんの勉強会で、貴重な時間をもらえることも恐縮だったのですが、

私もサイトを始めてから感じたことをお話したり、

いくつか質問をさせていただいたりしました。

私の不躾な質問(妄想?)にも言葉を尽くして答えてくださった先生方、

ありがとうございました。


もうひとつ、楽しみにしていたのが

組み継ぎ本をつくるワークショップ。


神戸芸術工科大学で組版デザイン論を担当されている

前田年昭さん考案の「組み継ぎ本」とは、

ホッチキスも糊もテープも使わずに、

製本ができるというすぐれもの。

しかも、どこの頁も180度開くことができるんです。


ワークショップの目的は、

実際につくってみることで

組み継ぎ本の発想や原理を理解することですが、

せっかくなら中身があったほうが楽しいよねということで、

筑紫書体のイメージに合わせてつくった

「花火の文字」というショートストーリーを書かせていただきました。


大阪DTP勉強部屋の宮地さん、大石さんのお力で

組版を仕上げていただいただけでなく、

なんと女優さんでもいらっしゃるという

結城しおりさんに朗読していただきました。


ほとんど初見であったにもかかわらず、

台詞の速さや声音をイメージ通りに表現してくださって、

ああ、書体はほんとに文章の読解を助けてくれるものなんだな、

というのを改めて実感しました。

大阪のみなさま、ありがとうございます!


私も自分の分は自分で作りました。

想像を絶する不器用なので心配だったんですが

思っていた以上に楽しかった!

人間の手って偉大ですね。



「花火の文字」は限定版のため、サイトでの公開は予定していません。

見てみたいな、組み継ぎ本つくってみたいなっていう方は

大阪DTP勉強部屋のサイトやツイッターをチェックしてみてくださいね。



数日帰省しただけで

数日帰省しただけで、

見事に方言が戻った文字食でございます。


短い滞在でしたが、身内の快気祝いの食事会をかねて

前から一度行ってみたかった、

佐賀県唐津にある洋々閣という老舗旅館に行ってまいりました。






料理がおいしい宿として有名だそうですが、

古い建物やお庭も素敵だし、



実際にお料理でつかわれているうつわを買えるギャラリーが併設されていて、

うつわ好きな方には特におすすめだと思います!



唐津は呼子が近いので、

当然、イカを食べてきました!

呼子でイカ定食を頼むと出てくるものはどこのお店でもたいてい決まっていて、

基本的にイカのお刺身(舟盛)とごはん。

のこったげそは後で天ぷらにしてくれます。



東京でも「産地直送のイカ」を売りにしているお店はありますが、

本場で食べるのはぜんっぜん違うんです!

呼子では、イカは白いものではなく、透明なものなんです☆



これは言葉で説明してもなかなか伝わらないので、

写真を撮ってみましたが、本物は写真よりもっと透き通っている感じ。

そして「イカってこんなにうまいもんだったのか」と思うほどおいしい!


そういえば吉田修一の『悪人』という小説(映画にもなりましたね)

でも呼子が出てきます。

確か殺人を告白するシーンだったような(笑)

とてもシリアスなシーンなのですが、

私はイカに気をとられて「うう、食べたい…」と思いながら読んでいました(笑)




トークショーのこと


先日、日下潤一個展で行われた記念トークショー、
その名も「僕は書体(ひと)の悪口は言わない」(!)に行ってまいりました。
日下潤一さんは私が大好きな装丁家です。
(写植の時代展の後に書いた「魚の文字」にもお名前が出てきます)

先週の「文字塾展」に引き続き、
会場のスタジオイワトは満員御礼で、
定刻に始められないくらい、すごい熱気でした。
中には知っている方もたくさんいて、
声をかけてくださったのがとてもうれしかったです。
ちょうど一年前、大熊肇さんの「文字の学校」に、
初めておそるおそる行かせていただいたことを思えば、夢のようだ(笑)

しかし文字っ子レベルは成長していないというか、
一年前と同様、圧倒されっぱなし、動揺しっぱなしの二時間でした。
明朝体の定義について考えたこともなかったよ…。
でも小宮山博史さん、向井裕一さんとの息のあったやりとりが楽しくて、
「まだまだ聞いていたい!」と思うほど興味深いお話ばかりでした。

特に小宮山さんがおっしゃっていた
「最近は(ファミリーの)ウエイトがたくさんありすぎる。
本文書体のウエイトは四つくらいでいいんじゃないか」っていう言葉、
私は(ひとりで手を挙げる勇気がなかったけど)実はすごく共感しました。

文字は太さによって本当に印象が変わるので、
長い文章だとわずかな違いがすごく気になってしまいます。
だから本文に使うような書体は、
最初からウエイトの選択肢が少ないほうが
実は読み手にはやさしいんじゃないかと思いました。

それに私は昔から石井明朝が好きだったせいか、
同じかたちのままで字が太くなったり細くなったりするのは
今でも違和感があるのですよね。
(あれ、でもゴシックだと気にならないや。???)

たとえば写研の書体がいつか公開されて、
OKLファミリーなんていって、
すんごい細いのとか、太いのが出てきたら悲しいなあ、
と思いながら聞いていました。

「正木さんは書体分類なんて興味あるんですか(苦笑)」
とまわりの人に聞かれたりしたけど、ちゃーんと分類してますよ!

やさしい文字、強い文字。こわい文字。おもしろい文字。

……。

そんなこと言っているから、進歩がないんですね。
今は次回のテーマ書体について研究中。
これがまた難しいのです…。

Happy New Year 2013

〈文字の食卓〉を読んでくださっているみなさま、

あけましておめでとうございます。


昨年は、このサイトを続けられたことももちろんですが、

たくさんの方々とご縁がつながった、

とてもうれしい一年になりました。


そうしてお会いした中には、

デザインや出版関係の方も多かったのですが、

いちばんよく言われたのは、

「(デザイナーじゃないのに)書体を見分けているなんてすごい」

ということ。


びっくりしたのは私の方です。


読者には見分けられないと思っているのなら、

どうしてこんなにもたくさんの書体が世の中にあふれているんだろう??


その中からどうやって書体を選んでいるんだろう?


そして、そのたびに、心のなかで、

少し申し訳ないような、

その言葉を言わせてしまったのは、

他でもない自分自身のような気持ちになりました。


職人がいい家具をつくりたいと思っても、

どんなに技術をみがいても、

その家具で生活したいと思うひとがいなければ始まらないと思うのです。


今は100円ショップでもそこそこのお皿を買える時代だけど、

長く愛着を持てる良い器で食事をする方が気持ちいいし、

同じ料理だってずっとおいしく感じるはず。


それと同じように、

おいしい文字を読みたい読者は、きっといるはずなのに、

その欲求に気づいていないとしたらとてももったいないことだと思います。


私は、ふつうのひとが「おいしい文字のある暮し」を大切にするようになってほしい。

誰にでもわかる言葉で、価値を見いだすことをやっていきたい。

自分がおいしい文字を読み続けたいから、そうしたい。


2013年の抱負といえるのかどうかわかりませんが、

みなさまとの出会いのおかげでそんなことを考えた年末でした。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。



たまには年越しを賑やかに過ごそうということで、

横浜でカウントダウンしてきました。

「除夜の鐘」ならぬ「除夜の汽笛」を聞きましたよ。



大晦日の中華街は爆竹や獅子舞で深夜もお祭り状態。

すごい迫力でしたー




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